関東第一高等学校ITCクラブ室イメージ
機械設計授業の配布資料と意図
■ 配布資料
関東第一高等学校の総合授業資料
■ 私が感じたこと : 「頭を磨く方法、頭の中味を磨く」を拝見して
資料には自分を磨くため、人に接するために必用な、大切な言葉がたくさん散りばめられていました。
気がつかなかった言葉、感じていながらも言葉として分かっていなかったこと、それを学ぶ機会を与えて頂きました。
デザイン業界で働く者として、もっと早く出会いたかった言葉もありました。
私としての解釈と感想を、抜粋して記させて頂きました。
「駄洒落や用語を捻り出す力を養う」から ・大和言葉に親しむ
言葉は相手の心に届けるための言霊だと思います。
私も言葉が相手にしっかりと届くように、専門用語をむやみに使わずに会話したいと改めて思いました。
私を含め、若いデザイナーは耳あたりの良い言葉に気を取られて大和言葉を疎かにしていました。
早く知っていたら、もっとお客様に喜ばれる作品を提供できたと残念に思いました。

「同表題」から ・新聞で重要な用語を見る
忙しいと読むことが疎かになってしまう新聞ですが、世の中の変化に対応しなければ技術は生かせません。
自分の立ち位置も分かりません。
歴史は繰り返すという言葉を思い出しました。
新しく生まれてくる言葉と共に、しっかり学びたいと感じました。

「同表題」から ・心を磨く本を見つける
ビジネス、芸術、どの世界でも一流の人は、心を磨く良書を複数挙げられます。
それらの本を自分の力だけで見つけることは、一朝一夕には無理だと思います。
先輩、その世界で立場ある方の推薦書を読んで心の目を養いたいと思います。

「同表題」から ・趣味でよいからネット情報に親しむ
インターネットの世界には知識が溢れています。
趣味の情報であれば時の経つことを忘れ没頭してしまうものです。
集中の中で得た知識は尊い財産だと思いました。
その中で情報の質を見抜く目を養いたいと思います。
「雑多な知識に貪欲になる」から 知らないことは恥ではない
私は知らないことを恥だと思っていました。自分の知識の少なさを恥じていました。
しかし、このように言って頂けると胸が熱くなります。
知ろうとせず、知らないことをごまかすことが恥だと思いました。
生きて行けば未知のことばかりに出会います。
臆せず、知るための行動をとり、経験して自分の糧とします。

私は旅行が大好きです。山間部で育ったせいだと思います。知らない土地に行くとワクワクします。
西ヨーロッパ専門ですが、レンタカーを借りて制約のない所であれば自由に行けるようになりました。
最初の海外旅行はビクビクして歩いていました。階段を登るようなものでした。そう思うと懐かしい気持ちになります。
まず、やってみる。きっと自分はできる。自分をそう信じます。
「図書館や百円ショップや古本屋を愛用する」から
病院やホテルの待合室で情報を読む
机・いす・用紙など標準品を知る
金言集や勉強計画や目標を部屋に飾る
お店や資料室や教室を人間機械系と眺める

私は時間の使い方が下手だと思いました。
情報を得る代価は時間とお金です。
情報収集をする度に尊いものを二つも失っていました。
行動や習慣にアイディアを加えるだけで、生きた情報が入手できることを学びました。
全ての項目に様々な思いが沸いてきました。
決して一過性のものではなく、明日を生きる中で、いつも心の傍らに置きたい言葉だと思います。
アドバイザーの言葉には、一人一人がしっかりとした自分の目を持ち、相手それぞれの立場になって心を通わせていく大切さを感じました。
記 : 専門指導員 鈴木 朗