部活雑用は社会へ羽ばたく準備
私はバドミントン部活動を大学卒業まで続けてきました。学んだ一番の要点は準備の大切さです。勝つための準備。そこに注ぎ込む時間と集中力。それが自分とチームの試合を決めることを学びました。高校の顧問だった渋谷教頭の教えが際立って役立っています。
高校では、私は代表選手サポートの、縁の下の力持ちの役目を仰せつかっていました。当時、悔しい思いもありました。しかし今、役割を全うできたと自己満足し、楽しく思い出せます。準備の方法や気の持ち方、そしてサポートの大切さを学べたからです。
選手は極限まで練習で自分を追い込み、ベスト状態に試合当日仕上げます。相手を分析し、取るべき戦術をイメージトレーニングします。これらは誰もがすることですが、明確さと集中力が人によって違います。それで結果が変わります。加えて、試合の入りと進め方は各自個性次第と考える自由度も必須です。試合直前の基礎練習とウォームアップでは様々な状況を想定し、気持ちを高め、集中し、想定外の状況に各自が自分の方法で対応できます。
サポート側は選手をベスト状態で試合に臨ませることが大事であり、試合以外のストレスを与えないことです。大会前から組み合わせを把握し、タイムテーブルを覚え、会場の広さ、高さ、照明の位置、更衣室や会場に一番近いコンビニの在り処など、あらゆる情報を集め、選手に伝え、不明な状況をなくします。
高校1年生のとき、上級生のマネージャーが高校総体会場に行き、写真を撮り、情報を集めていました。ここまでするのかと私は驚いたことを良く覚えています。準備の甲斐もあり、その大会の団体戦で優勝できました。高校で学んだことをまとめますと、部活と勉強を両立させる大切さです。
部活レギュラーでない生徒の志望校合格は容易なことではありません。だからこそ、私は部活だけでなく、様々な科目の勉強にも力を入れました。特に小論文の書き方やレポートのまとめ方を勉強したつもりです。
大学に進学し、運動と小論の力は講義の単位取得だけでなく、各大学を調整する学連の仕事に役立ちました。社会にでる準備は大学で十分にできたのも、高校の準備の土台があったからと私は今確信しています。これからも高校で学んだ全てを生かし、会社や社会に生かすために、バドミントンから学びたいと考えています。
以上