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ITCクラブ室
渋谷教頭 ジュニアバドミントン指導

「心の準備を大切に」 渋谷教頭 ジュニアバドミントン指導

2013年04月24日 記 : ITCクラブ専門指導員 鈴木 朗

渋谷教頭が八王子市南大沢ジュニアクラブに指導に訪れてくださいました。以前、渋谷教頭に指導を頂いた生徒がいますので、教頭の知名度と合せてクラブでは大きな話題となりました。

約2時間掛けて行われた練習は私のような素人から見ても分りやすく、凄いと感じました。渋谷教頭の体験を通した言葉には説得力があり、スポーツと勉強の両方につながる貴重な言葉がたくさんあったと思います。

  • 日時
    : 平成25年2月3日(日)10:00~12:00
  • 場所
    : 八王子市立下柚木小学校体育館
  • 指導者
    : 関東第一高等学校 澁谷教頭
  • 参加者
    : 生徒25名、コーチ6名、見学者約22名
▲ 試合に挑む時の準備と練習前の心構えを話す渋谷教頭

指導は足を上げる練習、踏み込む練習、ラケットを振る大切な練習から始まりました。様々なバリエーションが行われていたのが分かりました。技術的な指導からシャトルを使わないで一人でも出来る練習まで様々でした。

▲ 体の使い方、バランスを損なわない打ち方の重要性と方法を指導されていました。

「難しい事が少しでも出来るようになれば時間にも体力にも余裕が出来て精神的に楽になる。頭を使い反復練習で体に染み込ませる事が大切」だと言われました。 一つ一つを考えて合理的に対処することの大切さとその理由まで丁寧に教えてくださいました。

▲ いろいろな動きを織り交ぜたフットワークの練習

多くを語らず一つの課題に一つのメッセージがあり分りやすいと思いました。渋谷教頭の指導には抽象的な言葉はありません。理論的に分りやすく、生徒が頭と体で分かるように指導されていました。

よく「腰を落として」と簡単に言う人がいますが、生徒の中には腰を落とす事が体現出来ない人もいると思います。それが自然に体得できる練習。更にそれを次の動作につなげられるように導いていく。素人が見ても分かりやすく凄いと思いました。

▲ 「思いっきり溜(た)めて打つことが大事」と、実演する渋谷教頭

「上手な人は滑らかに動いているように見えるが、実はフェイントへの準備も合わせて行っている」と言われました。教頭のバドミントンを通した教えは、勉強や実生活にも同じ事が言えるのではないでしょうか?

「辛い時、続ける、続けないかを決めるのは自分自身の心だ」、心の準備が出来ていない時に急に始めると能力を発揮できないが、「心の準備」が出来て入れば、同じ人間でも何倍も力を出せる。そして「練習は自分を越えるチャンス」だと思えば、練習を行う励みになると言われました。渋谷教頭の指導にはメッセージが溢れていました。ジュニアのコーチも父兄も大変喜んでくださいました。

▲ 「意図を持ったプレイが大切。失敗しても意図があれば大丈夫」と
渋谷教頭がアドバイスをした直後、シャトルはターゲットのバケツに入りました
▲ 最後に記念撮影を行いました。生徒さんの笑顔が満足感を物語っていました

感想

素人の見学者に語る言葉は何もありません。ただひたすら発見と勉強の連続でした。心の中に生まれた言葉はたった一つ。「練習で生徒も観衆も感動させられる指導者、それが渋谷教頭」なんだと。貴重な体験をさせて頂きありがとうございました。

以上